産後の抜け毛はなぜ起こる?ホルモンと自律神経の関係、受診の目安
更新日:10月31日

産後の抜け毛が気になる方へ|自律神経の乱れとの関係を知っておきたい
産後の抜け毛に驚いて、鏡を見るのが少し怖くなった、という方は少なくない。
さらに、慣れない育児の中で、動悸やだるさ、気分の落ち込みといった「自律神経の乱れ」のような症状を感じることもあるだろう。
「このまま抜け毛が止まらないのではないか」「いつまでこの不調が続くのだろう」と、不安になる方もいるはずだ。
この記事では、産後の抜け毛と自律神経の乱れがなぜ起こるのかを、医学的な視点から整理する。
あわせて、大阪・都島のヘッドスパ専門店「Suimin Lab.」が、産後のママにどんなケアを提供できるのか、できないことも含めてお伝えする。
ストレスによる抜け毛・薄毛に悩む方は、ストレスによる抜け毛・薄毛が気になる方へ|大阪のヘッドスパでできる頭皮ケアの記事もあわせて参考になるはずだ。
焦らず、まずは今の自分の状態を知ることから始めてみてほしい。
気になることがあれば、まずはお気軽にスタッフにご相談ください。

産後に抜け毛・自律神経の乱れが起こりやすい理由
妊娠中、女性の体は赤ちゃんを育てるために大きく変化する。
エストロゲンなど女性ホルモンの分泌量が普段より増え、本来なら休止期に入るはずの髪の毛も、成長期のまま保たれやすくなるといわれている。
出産を迎えると、増えていたホルモンの分泌量が数日のうちに急激に減少する。
この急な変化によって、それまで成長期にとどまっていた多くの毛包が一気に休止期へ移行し、産後2〜3カ月ごろから抜け毛が増えやすくなるとされている。
この状態は「分娩後脱毛症」や「産後脱毛症」と呼ばれ、多くは半年から1年ほどで自然に回復していくといわれている。
一方の自律神経の乱れについては、産後の急激なホルモン変化に加えて、慣れない育児による睡眠不足や生活リズムの変化が重なることで、体調が不安定になりやすいと考えられている。
睡眠不足や栄養不足、出産・育児という大きな環境の変化そのものが体へのストレスとなり、抜け毛や自律神経の不調を後押しする面もあるようだ。

産後の抜け毛・自律神経の乱れを医学的に見ると|ホルモンと回復の目安
髪の毛は、成長期・退行期・休止期という毛周期を繰り返しており、通常は一定数の毛包が休止期に入って自然に抜ける。
MSDマニュアル家庭版では、妊娠や出産のような体への強いストレスが、通常より多くの毛包を一時的に休止期へ移行させ、数カ月後にまとめて抜け毛が増える「休止期脱毛」の原因になりうるとされている。
産後の抜け毛もこの仕組みで説明されることが多く、ホルモンの急激な変化そのものが直接の原因というより、身体的ストレスへの反応と捉えられている。
自律神経の乱れについては、産褥期(さんじょくき)に心身の不調が起こりやすいこと自体は古くから知られているが、現代の診療ガイドラインにおいて明確な診断基準が定められた病態ではないことには注意したい。
厚生労働省の資料でも、産前・産後はホルモンバランスが大きく変化し、気持ちや体調が揺れやすい時期だと説明されており、睡眠不足や育児の負担も重なりやすいとされている。
動悸やだるさ、気分の落ち込みが続く場合、これらは「自律神経の乱れ」という言葉で片づけられがちだが、産後甲状腺炎のように甲状腺の働きが一時的に変化する病気でも似た症状が出ることがある。
産後甲状腺炎は、出産後1〜4カ月ごろに起こりやすいとされ、血液検査で見分けられるため、動悸やだるさが長引く場合は自己判断せず、内科や産婦人科で相談することが勧められる。
このように、産後の不調には複数の原因が重なっていることが多く、ヘッドスパや頭皮ケアだけで説明できる範囲には限界があることを、まず前提としてお伝えしたい。

東洋医学の視点から見る産後の不調
東洋医学では、出産は「血(けつ)」を大きく消耗する出来事だと考えられており、産後は「血虚(けっきょ)」と呼ばれる状態になりやすいとされている。
血の不足は髪や頭皮の栄養にも関わるとされ、産後の抜け毛と結びつけて説明されることがある。
また、頭頂部の「百会(ひゃくえ)」や後頭部の「風池(ふうち)」といったツボは、気や血の巡りを整えるポイントとして知られている。
これは西洋医学的な「ホルモン変化による休止期脱毛」という説明とは異なる視点だが、どちらも体への大きな負担として産後の変化をとらえている点は共通している。
なお、ツボへの鍼やお灸による施術は、はり師・きゅう師といった国家資格を持つ専門家が行うものであり、当店のヘッドスパとは異なる。
東洋医学的なアプローチに関心がある場合は、そうした専門の鍼灸院に相談することをおすすめする。
ヘッドスパでできること・できないこと
まず大切な前提として、ヘッドスパは医療行為ではなく、産後の抜け毛や自律神経の乱れそのものを治療するものではない。
抜け毛が半年以上続く場合や、動悸・だるさなどの症状が長引く場合に、ヘッドスパだけで様子を見続けるのは避けたほうがよい。
Suimin Lab.では、まずカウンセリングで今のお悩みをお伺いし、頭皮や首すじへの施術を通して、こわばった体を少しでもゆるめるお手伝いをしている。
頭皮や首すじへのマッサージについては、健康な成人女性を対象にした研究で、施術後にストレスホルモンの一種が低下したと報告されている。
また、別の研究では、マッサージ後に自律神経のバランスを示す指標のひとつが変化したことが示されている。
いずれも少人数の健康な方を対象にした研究であり、産後の抜け毛や自律神経の不調そのものへの効果を示したものではない点には注意が必要だ。
そのため「ヘッドスパを受ければ抜け毛が止まる」とまでは言えないが、育児の合間にゆったりと過ごす時間を持つことは、気持ちを落ち着けるひとつの選択肢になるかもしれない。
アロマの香りに包まれながら、完全個室でゆっくりとリラックスできる空間も用意している。


赤ちゃんを預けられる時間に、少しだけ自分のための時間を取ってみるのも良いだろう。
こんなときは医療機関へ|受診を考えたい目安
産後の抜け毛や自律神経の乱れの多くは、時間の経過とともに少しずつ和らいでいくといわれている。
ただし、次のような場合は自己判断でケアを続けるのではなく、医療機関を受診することを検討してほしい。
抜け毛が長引く: 産後1年以上たっても抜け毛が目立ち、地肌が目立つ状態が続く
動悸・だるさが続く: 動悸や強い疲労感、体重の変化が長く続く(甲状腺機能の確認が必要な場合がある)
気分の落ち込みが強い: 眠れない、涙が出る、自分を責める気持ちが2週間以上続く
男性化の兆候を伴う: 声が低くなる、月経不順、にきびの悪化など男性化を思わせる変化がある
強い不安・混乱がある: 赤ちゃんや自分を傷つけてしまいそうな気持ちになる、幻覚のような体験がある
抜け毛については皮膚科、動悸やだるさが続く場合は内科や産婦人科での血液検査が目安になる。
気分の落ち込みが強い場合は、産婦人科や心療内科、精神科への相談も検討してほしい。
赤ちゃんや自分を傷つけてしまいそうな気持ちが強いときや、強い混乱がみられるときは、一人で抱え込まず、すぐに医療機関や相談窓口に連絡してほしい。
日常生活でできるセルフケア
産後は無理をしないことが何よりの基本になる。
睡眠を少しでも確保する: 赤ちゃんが眠っているタイミングで、短くても体を休める時間をつくる
栄養を意識する: 鉄分やたんぱく質を含む食事を、無理のない範囲で心がける
頭皮を清潔に保つ: 優しく洗い、ゴシゴシこすらないようにする
一人で頑張りすぎない: 家族や周囲に家事・育児のサポートを頼る
気になることは早めに相談する: かかりつけの産婦人科や自治体の相談窓口を活用する

気持ちが張りつめているときほど、頼れるものに頼ってみてほしい。
参考にした情報源
脱毛症・脱毛(休止期脱毛): MSDマニュアル家庭版「脱毛症、脱毛」
無痛性リンパ球性甲状腺炎(産後甲状腺炎): MSDマニュアル家庭版「無痛性リンパ球性甲状腺炎」
産前・産後のこころとからだの変化: 厚生労働省関連資料(妊娠・産後のホルモン変化と自律神経)
妊娠・出産に伴う心の変化: e-ヘルスネット(厚生労働省)
Kim et al., 2016: 健康な女性を対象とした頭皮マッサージとストレスホルモンに関する研究(ResearchGate)
PMC7479151: マッサージと自律神経指標(HRV)に関する研究(PMC)
この記事の医学的な説明は、以下の情報をもとにした一般的な内容です。
個別の診断や治療の代わりにはなりません。
最終確認日:2026年10月16日
Suimin Lab. 店舗情報
基本料金: LINE予約で初回割引 60分 6,800円〜(ペア予約:カップル60分×2 13,000円〜)
住所: 大阪府大阪市都島区都島本通1-1-18 大倉ビル3F
アクセス: JR「桜ノ宮駅」西出口から徒歩5分/地下鉄「都島駅」徒歩7分
営業時間: 10:00〜24:00(完全予約制)
対応言語: 日本語・英語・韓国語(インバウンド対応可能)
駐車場: 提携パーキングあり。お車でのご来店も可能です(詳細はご予約時・公式LINEにてご確認ください)
電話番号: 06-7777-5164
ギフト: ギフト販売あり(詳細は公式LINEにてご確認ください)
よくある質問
産後の抜け毛はいつまで続きますか?
多くの場合、産後2〜3カ月ごろから抜け毛が増え、半年から1年ほどで自然に落ち着いていくといわれています。1年以上たっても抜け毛が目立つ場合は、皮膚科に相談することをおすすめします。
産後の抜け毛は何科を受診すればいいですか?
基本的には皮膚科が目安です。動悸やだるさが続く場合は、内科や産婦人科での血液検査も検討してください。
ヘッドスパは産後の抜け毛の治療になりますか?
いいえ、ヘッドスパは医療行為ではなく、産後の抜け毛そのものの治療ではありません。気持ちを落ち着ける時間としてご利用いただくものです。
自律神経の乱れと産後うつはどう違いますか?
自律神経の乱れは動悸やだるさなど体の症状を指すことが多く、産後うつは気分の落ち込みや興味の喪失が続く状態を指します。両方が重なることもあるため、気になる場合は産婦人科や心療内科に相談してください。
授乳中でもヘッドスパを受けられますか?
多くの方が受けられていますが、体調や個別の事情によって異なります。授乳中であることや気になる症状は、施術前にスタッフへお知らせください。
赤ちゃんを連れて行っても大丈夫ですか?
完全予約制のため、事前にご相談いただければ対応についてご案内できます。まずは公式LINEやお電話でお問い合わせください。
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